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久日ぶりにブログ再開-お知らせ [日記・雑感]

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最近のニュースは、嫌なことばかり。与党政治家は虚偽を繰り返し、官僚は忖度し、野党の追求に対しても、まともに答えることがない。それが許されるはずがないのに、数の暴力でまかり通るようにみえる虚しさ。森友学園の籠池夫婦も、犠牲者であるのに、有罪判決がでる。彼らを支持している訳ではないが、あまりに理不尽な判決だ。COVID-19に対する遅すぎる対応。日々苛々が収まらない。日本は、どこへ行ってしまうのか。

そんな今日この頃ではございますが、ラジオドラマ『馬が逃げた』が、北海道の三角山放送局で2月29日土曜日に放送して頂けることになりまし。私の作品は入賞作品ではありませんが、ディレクターが放送を決めて下さったようです。

事務局より送られてきた抜粋メールは下記の通り。

> > > >
●三角山放送局 

2020年2月29日(土)10:00~11:00

AIR-G’ エフエム北海道賞
『Fly! Boyfriends!』札幌南高校放送局チームC
『北海道コズミックヒーロー』北の地平線~Φ~
『ほんの少しの魔法で』夏の炬燵と冬の風鈴
『馬が逃げた』(アヨアン・イゴカー)
『幸せ温めますか?』

その他の放送局での放送も決まった場合には、
また改めてご連絡を差し上げます。

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株式会社らむれす@三角山放送局

札幌市西区八軒1条西1丁目2-5
Tel 011-621-8610
Fax 011-621-9458
HP http://www.sankakuyama.co.jp
twitter http://twitter.com/sankakuyama762
『リスラジ』からインターネットでも放送が聴けます
http://listenradio.jp/
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※添付している画像は仮のもので、後日差し替えするかもしれません。
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ドキュメンタリー映画『主戦場』(しんゆり映画祭)を見に行く [日記・雑感]

今日11/4は、しんゆり映画祭実施中のアルテリオへ行き、話題作『主戦場』を観てきた。映画『主戦場』一部の出演者がミキ・デザキ監督を提訴する可能性もあり、川崎市がそんな訴訟を回避するために、結果的に上映中止を一旦決めていたものだ。
 理由は下記の通り
 >>>>
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12176-339737/
https://www.main.siff.jp/release

同映画祭は「市民ボランティアの手により」行われており、「映画館での妨害・いやがらせなど迷惑行為への対応を市民ボランティアで行う事には限界があること、市民ボランティア自体の安全の確保や、迷惑行為などへの対策費が準備されていないこと」など、安全面での懸念が理由としていた。
 >>>>

 地元だけに、観られるものならこの機会にと思い、午前11:00からの整理券を貰いに10分前に行った。既に100人近くが列を作っていた。報道のカメラやマイクを持った人々もいる。警察官2名がいる。アルテリオの座席数は90程(一部予約席になっているので実質80席ほど?)抽選発表は11:30予定が11:45、更に贈れて11:55。200人以上が並んでいたような気もするが、運よく抽選で当たった。上映は19:55なので、一旦図書館で本を借り、買い物をし帰宅。
 19:55頃からミキ・デザキ監督が通訳付きで10分ほど挨拶をした。表現の自由と言う、今日本が直面している大問題について、ちょっとNHKを皮肉る言葉も使いながら、その重大性を強調していた。

 インタビューを受けた人々の一部が、この映画では、自分たちの主張が歪められている、と言うような抗議をしているようだが、そうは思われなかった。むしろ楽しそうに、得意そうに(笑い顔からはそのように見えた)レイシスト発言をしている彼らは、誰がどうみてもレイシスト(他国民に対しての差別的な発言)の発言をしていることは間違いないからだ。根拠も示さずに~人は~なんです、と言ってのける。だが、監督は両側の主張をバランスを取って配置している、冷静であろうとしている、それでいて自分自身リベラルでありたいという姿勢は明確にしている。

 知らないことも、沢山あった。

 国家の犯した過ちについて。あのロナルド・レーガン大統領が1988年に戦時中の日系人を強制収容所に送り込んだことについて正式に謝罪し、現存者に限ってではあったが賠償金支払いを行ったことも扱われていた。
 教科書会社は政権に忖度し、慰安婦問題は教科書から削除されるようになっていた。河野談話以降は教科書に載っていたのに。だからインタビューを受ける若者たちは慰安婦が何か知らない。

 意見には賛成と反対があることは承知している。しかし、事実については賛成も反対もありえない。目を瞑って見えなかったことにするのか、辛くとも目を見開いて直視するか、それしかない。
 その第一歩として、慰安婦について興味のない人、知らない人には是非観て欲しい映画である。自分の身内がその慰安婦の一人だったらと想像しながら観て欲しいと思う。
 添付のチラシの映画館ではまだ観られます。
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映画『新聞記者』 [日記・雑感]

 そのページが、サイバー攻撃にあっているのではないかと言う話もでている話題の映画『新聞記者』を新百合ヶ丘のAEON CINEMA観に行った。114分、二時間弱の映画だが、緊張感を保って観ることができる好い作品だった。
 お薦めしたいので、予告編と上映館の情報を下記に。
<予告編>
https://www.youtube.com/watch?v=Mtn5pEGEC0w
<劇場情報・上映予定>
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=shimbunkishaa#area03

映画の中で内閣情報調査室の多田が言った「この国では民主主義は形だけでいいんだ」
東都新聞記者吉岡エリカの父の残した言葉「自分を疑え、自分を信じろ」の二つが非常に記憶に残りました。
インターネットで溢れる不確かな裏付けのない情報ではない、裏を取った正しい、吟味された情報を、勇気を持ってテレビや新聞社が報じてくれることを切に願います。頑張れ、ジャーナリスト。
 
 * * * * * * * * * * *
Dugway sheep incidentと言う事件が1968年にあったことを知り、早速wikipediaで検索してみる。この事件が世界的に不名誉な話題となり、当時の大統領Nixonが野外での化学兵器試験を禁止することを決定したそうである。
6000頭もの羊が死亡したが、その原因は神経ガスだった。

1925年のジュネーブ議定書(正式名称窒息性ガス、毒性ガスまたはこれらに類するガスおよび細菌学的手段の戦争における使用の禁止に関する議定書)の後、・・・・包括的禁止の観点からは不充分なものであった。これらの点を含めた包括的な制限は、1972年作成の生物兵器禁止条約と、1993年に作成された化学兵器禁止条約を待たなければならなかった。 (ウィキペディアより抜粋コピー)
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暫定的に打ち込んだ詩集『今日の心象スケッチ-第一集』を製本してみる [日記・雑感]

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 少しずつ、未入力の詩『今日の心象スケッチ』を打ち込んでいる。今日の時点で、合計77篇。44編でB5判40字×20行設定の書式で99ページになる。友人のN氏に送って感想を聞こうと考えたのだが、かさばることもあるので、分量を減らす為にA5判に編集しなおしてみた。フォントも10.5ptから9ptに変更してみたら、一寸した本のように見えてきた。そこでノートパッドの要領で、背表紙の部分に糊をつけまとめ、更に画用紙で表紙をつけて、そこには手書きで題名を書きいれ、水彩絵具、クーピーペンシルで色づけ。
 出来上がったのが、写真の本。たった一冊しかない本。昨年、従妹の詩集を2冊だけ製本し、彼女に1冊送り、私が1冊もつ、と言うことになったあの詩集のことを思い出した。あちらの方が、表紙に画像を貼り付けカラー印刷したので、出来はよかったと思うが。N氏は、作品に対して非常に敬意を持って接してくれる人なので、彼に相応しいと思う。

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 この口絵は詩集には関係はないが、私が文字で描く世界を反映しているので、何もないのも寂しいと言うこともあり、おまけとして貼り付けておいた。

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 本文はこのような感じ。

 190篇ほどあるので、日々こつこつ入力してゆかねば。入力は、重要な作業である。打ち込みながら推敲ができるからである。手帳に書いたままであれば、ただの原稿に過ぎないが、打ち込むことによって作品に生まれ変わる。原稿とは似ても似つかなくなった作品、あるいは発展版を書くことになった詩もある。
 体調、気分の良し悪しに関係なく、常に何かを書き続けていれば、その時には芽に過ぎなかったものが必ず後で実(=作品)として完成することができる、これが私が経験してきている。
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「帝銀事件 死刑囚」上映会へ行く [日記・雑感]

 昨日は、以前にChinchikoPapa様からもご紹介頂いた「帝銀事件 死刑囚」上映会を観に、明治大学生田キャンパスへ行って来た。よりによってとても暑い日だった、日差しが強く徒歩10分以上掛かる通学路には日陰が殆どない。
 1964年公開。日活制作。熊井啓監督デビュー作。
 <主要キャスト>
 平沢貞通 ・・・・信 欣三
 平沢妻・・・・・・・北林 谷栄
 新聞記者・・・・・内藤 武敏
 新聞記者・・・・・井上 昭文
 デスク・・・・・・・・鈴木 瑞穂
 銀行員・・・・・・・笹森 礼子
 平沢娘・・・・・・・柳川 慶子
 検事・・・・・・・・・草薙 幸二郎
 
 ※第九陸軍技術研究所(登戸研究所)のシーンが、1960年代の明治大学生田キャンパス内(実際の登戸研究所の建物)で撮影された。

DSCN4410.JPG 西北門にキャンパス案内があるが、好く分からず、学生の一人に聞くと手で差して教えてくれる。
 予約は不要だが、満席の場合にはサテライト会場で観ることになると案内に書いてあったので少し不安だったが、12:00頃に受付に行くと、今日の様子では上映時刻の13:00になって来ても観られます、と整理番号配布時に若い女性が言ってくれた。私の整理番号は73番で、入場開始の12:15に再度受け付けに行くと、観客が並んで待っていた。
 13:00から館長の挨拶。前回、1月の上映の際には400人以上の観客があり、会場に入りきれず、中には帰った人もいたそうで、その時に再上映を約束し今回の上映に至ったとのこと。
 観客は、年配者が殆ど。昨日は、100人を越えていたのかどうか。
 
20190525帝銀事件 死刑囚 上映会DSCN4408.JPG 映画は緊張感をもって最後まで観ることができたが、何よりも悔しさ、悲しさ、空しさを強く覚える。登戸研究所の伴繁雄『陸軍登戸研究所の真実』を以前に読んだことがあるが、その伴も証言の中で帝銀事件の犯人は彼等も研究していたアセトシアノヒドリンを使ったと見られるので、旧軍関係者で化学知識の豊富な者と思われると述べている。この犯人説が、突然、一般人の平沢氏に切り替わってしまう。それにGHQが絡んでいる、その様子が描かれていた。今の政権への忖度によって、官僚たちが事実の改竄、隠蔽、廃棄をしている様子と全く同じである。DSCN4409.JPG
 映画は15:00に終了したので、その後は登戸研究所資料館へ移動し、帝銀事件関係のパネルを映画を思い出しながら見る。どう考えても画家平沢氏は無実だと思う。
DSCN4411.JPG そして冤罪で死刑囚とされ、家族はその判決による多大の被害を蒙った。国は冤罪に対して、心からの謝罪し、名誉回復をする義務があると思う。
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ドキュメンタリー映画『福島は語る』を観る [日記・雑感]

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 今日は、新宿のK's cinemaで明日まで上映されている土井敏邦監督のドキュメンタリー『福島は語る』を観てきた。14人の人々がそれぞれ別々の経験、現状を語る。原発の爆発による放射能のために、人生設計が狂わされてしまった皆さんの赤裸々な気持ちを知ることができた。たまたま自分は、直接影響を受けることのない場所にいるが、もし近所にホットスポットがあって退避、非難を余儀なくされたらと考えてみるが、それは仮定にすぎない、甘すぎる、そう強く感じた。
 農業を営んでいた人が、高濃度で汚染された土壌での農業ができなくなれば、生きてゆくことはできない。生徒のいない学校で先生であることはできない。生活の手段を奪われた時、どうすればよいのか。
 雨露を凌げる場所があり、空腹と喉の渇きを癒すことができ、寝て疲れを取ることができれば満足しなければならない、のでは決してない。仮設住宅での生活も、短期間であればやむを得ないので我慢する必要はあるかもしれないが。
、人は故郷や友達、先祖たちなどの思い出、人間関係、将来への展望などがあって生きるものである。それらを、自らが招いた原因でない原発の爆発によって奪われた時、何を希望として生きてゆくことができるのだろうか。この問いが、何度も何度も私の頭で繰り返される。
 12:20-15:20(途中10分休憩)2時間50分の長編であるが、一人ひとりの語りが重く、気付いたら終了時刻になっていた。見ながら、語られる内容に同意し、うんうん、そうだそうだ、と言う声が時々聞こえた。
 政府の対応は、沖縄の基地の問題、水俣のチッソの問題とも根本的に同じであると言う指摘もあったが、全くそうだと思う。3月3日放送の『こころの時代~宗教・人生~「終わりなき“平和への巡礼”」』で日本聖公会の植松主教が「許し」「謝罪」と言うものは言葉で、文書で、条約で取り交わしたら終わりと言うものではなく、永遠に続くものだという主旨のことを述べていた。私は、その考え方に全面的に同感で、謝罪は相手が気が済むまで継続しなければならないと思っている。一度謝ったからもういいじゃないか、何度も言うのはシツコイ、と言って居直ってよいものでは絶対にない。居直る人間は同じ過ちを繰り返す。謝罪を継続的な意味で捉えている人間は、何が間違っていたかをよく認識しているので、同様の過ちを繰り返すことはないだろう。謝り続けるということ、それは相手の言いたい放題に何でも応じるということではなく、自分が出来る範囲と言うことにはなるのだが。
 福島の被災者の方々の苦労は現在進行形であり、沖縄の基地問題も言うまでもない。現在進行形のものであるにも拘らず、耳にも目にも触れる機会が減ってしまって、多くの国民の記憶の彼方に退きつつあるのではないだろうか。しかし、決して風化させてはならない事柄なのである。問題に真剣に立ち向かい、それなりの解答を見つけ対処してゆかないと、同様の不幸が別の人々を襲うことになるからである。知恵のある人間は学習をし、将来に備えるのが普通である。私は普通でありたい。
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 K's cinemaでは明日3/15(金)まで上映。渋谷のユーロスペースでは朝10:30~13:35、3/22まで上映中。

 14人の方々について、しっかりと記憶しておく為に、パンフレットを購入してきた。
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ビデオカメラを水中に落す [日記・雑感]

 ソニーのビデオカメラHDR-CX680を、水中に落としてしまったら、作動しなくなってしまう。急いで拭いて水気を取り、暖めたり。それでもダメなので、除湿機の前に合計20時間位置いて乾燥させるも、動かない。録画したものはすべて消えているかもしれないが、幸いすべて取り込んである。
 いよいよ、これからヨドバシカメラなどに連絡をし、修理について相談するつもりだ。こういうことがなければ、こんなに簡単に壊れる物と思っていかったので、扱いが粗雑過ぎていたことに気付かなかった。高い勉強代になってしまいそうだ。購入して一年と一ヶ月弱。
20190312 DSCN4282.JPG 気がめいり、花粉のせいもあり、憂鬱である。手遊びに描いた動物達が、私の味方であるが、彼等は頼りにできない。
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映像作品『ペン画物語』 苦戦 [日記・雑感]

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 『ペン画物語』は、このところ実を言えば、殆ど進んでいない。シナリオを書き上げても、場面ごとの撮影ができない。画家が自分の人生を振り返るという形をとるが、語りだけでは作品として成り立たないので、あれこれ面白そうなエピソードを入れることになるが、それは実写ではできないために別の手段を使わなければならない。アニメーションは作ることができない。紙人形(切り絵)をコマ撮りでとも考えていたが、とても自分の想像するような場面をこの方法では作ることができない。
 図書館から借りてきた『世界のアニメーション作家たち』(小野耕世著-人文書院 2006年)で紹介されている作家たちは、大きな刺激を与えてくれたばかりか、いくつかの方向を示してくれたように思う。
 その方向に従って、場面割を一部変更し、シナリオも一部書き直し始める。

※今日の絵は、9月25日に手遊びに描き、そのあと一旦色付けもして放置しておいたが、今日背景の色を暗色にし、奇妙な生き物達に白い腕を描いて一応完成させたもの。『夜警(仮題)』こんな諸君には、任せたくない、そんな生き物たちが勝手に集まって夜警を買ってでた。「君たちを選んだ覚えはないよ。勝手に決まり作るなよ!」と言っても、聞く耳を持たない、野蛮で教養も他者への思いやりもない生き物たちなので、好き放題やっているのです。自称の夜警たち、どうやったらいなくなるか・・・あれこれ考えています。
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『第一詩集』出版のお知らせ [日記・雑感]

 主に20代前半に書いていた詩をまとめ、『第一詩集』として七月堂さんより自費出版しました。以前から、詩画集として出したいと思っていましたが、やはり絵が多くなると費用もかさむので、絵は口絵二枚と表裏表紙の4枚だけになりました。小さな本ですが、それでも思い出が沢山詰まっていて、今の私の基礎の一部になっている詩集です。DSCN4192.JPG
 仮の見積の依頼をしたのは7月末で、出版は11月30日。詩集の出版では、定評があると従妹が薦めてくれた出版社でした。打ち合わせも、原稿の送付も、思っていたよりも遥かに多く、丁寧に一つ一つを確認しながら作業を進めて頂きました。代表取締役とご担当者様に、ここに改めて御礼申上げます。DSCN4193.JPG
 映像作品を作っておりますので、今回も七月堂さんをYouTubeで紹介させて頂きたい旨相談し、ご快諾頂き本日ビデオで撮影して帰り、その後七月堂さんの音楽を作り、仕上げました。


尚、この『第一詩集』(¥1,800+税)は、七月堂さんのHPに連絡先やお問い合わせページがございます。
Amazonその他書店では取り扱っておりません。

ホームページ
http://www.shichigatsudo.co.jp/
お問い合わせページ
http://www.shichigatsudo.co.jp/index.php?category=about&content=apply
アクセス
http://www.shichigatsudo.co.jp/index.php?category=about&content=access

※mimimomo様、ご指摘有難うございます!
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安藤 榮作 「空気の狭間」展 [日記・雑感]

 20181119安藤栄作 空間の狭間DSCN4184.JPG昨日月曜日は、世田谷区祖師谷にあるGALLERY TAGA2で開催中の安藤榮作「空気の狭間」展に行って来た。期間は11月1日から11月26日まで。
 安藤さんはfacebookで知った作家で、その活動、発言がとても面白いので、是非ご本人にお会いしてみたいと考えていた。バイクライダーで、ホンダCT110(TRAIL110北米仕様)が愛車ツバサ号である。このバイク排気管が上の方についていて、浅い川なら渡ることができる優れものである。
 作品は、檜を手斧で削った彫刻である。鉛筆一本くらいの作品から二メートル位の作品が展示してある。小さな物も大きな物も、どちらもよく研いだ手斧で削るそうである。お話を伺っていて面白いと思ったのは、檜の地域による違いである。以前の創作拠点であった福島の檜と現在の奈良方面の檜とでは、赤味(心材)と白太(しらた:辺材)に違いがある。赤味は硬く、白太は柔らかいので、斧の使い方に注意が必要なようである。不思議なのは京都?の檜材には、赤味の部分が中心だけではなく白太の外にあるものもある。一般的には気候が寒冷なほど、或いは過酷なほど樹木は成長が遅く年輪が狭くなり、硬くなり、重くなる、という話をどこかで読んだ記憶があるが、大工さんだけでなく、木材を使っている彫刻家にもいろいろな材質の知識が必要なことが改めて分かり面白かった。
 作品は、平たいので、丸太をここまで削ってしまうのかどうかお尋ねしたところ、丸太の半分以下に割られたものを使用して、設計図も完成予定図もないまま、前面と背面とから削り落としてゆくとのお答えだった。一見、削り落としただけのように見えるが、斧の一打ちずつに連動性があり、血管のように、すべてが繋がっているとのこと。
 その平べったい形は、すぐにジャコメッティを連想させ、また、その自由闊達、奔放に見える斧さばきは、円空仏を思わせる。しかし、独特の世界があり、独自の世界が作り出されていると感じた。
 今回は出展されていないが、facebookを拝見すると、楽しそうなアトリエには兎のような耳の長い不思議な動物も所狭しと並んでいる。
 彫刻家安藤さんのことを、よく知らないまま(同級生は「先生」と呼んでいた)、その人柄と作風に惹かれてお邪魔した「空気の狭間」。初めてお会いしたのに、形式に拘らない方で、実に楽しい、有意義な時間を送ることができた。(有難うございました。)
 
場所は小田急線祖師谷大蔵駅北口から徒歩5分くらい。
安藤 榮作 空気の狭間
2018/11/1~11/26 12:00-19:00 
最終日12:00-17:00
水曜・日曜・祝日休み 
http://gallerytaga2.com/access
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