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あれこれ進行中 [日記・雑感]

 『月夜のでんしんばしら』は、録音も途中のまま。制作方針は大体決まったけれど、一定のまとまった時間が必要になるので、一旦保留。
 現在、ある文章をまとめているのだが、資料をみながら、調べながらであるため、時間がかかる。
 別の短編映像作品も一つ絵コンテまでで止まっているが、こちらではなく5分から10分程度の別の物を作ろうと昨日シナリオを書き上げる。こちらは絵コンテを描くために、行ったことのない形式を描くために、YouTubeの案内動画を見たりして、場面を探している。
 久々に手遊びの絵を描いた。DSCN4616.JPG
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有島武郎の色紙 - 解読のお願い [日記・雑感]

有島武郎の色紙で、心中の二か月ほど前に書かれています。
内容を確認したいのですが、一部文字が読めません。読める方、ご教示ください。
宜しくお願いします。

DSC01211.JPG

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『月夜のでんしんばしら』制作中 [日記・雑感]

 人形を三次元にするのか二次元にするのか、迷いながら、やはり両方を使うのが一番良いのかもしれないと思う。声の録音は四割ほど終わっているものの、こちらも中断したままだ。
 行進するでんしんばしらの試作品は、胴体と可動式の脚だけ、一つ作ってみた。材料は枯れた麒麟草の茎。先日散歩がてら近所の道路脇に生えているものを取ってきた。その胴体を綱渡りの綱のように横に張った紐から吊り下げ、平行移動させて左右の脚を引っ張って歩かせてみるが、胴体が後方に取り残されてしまう。頭部に仮に取り付けているクリップとナイロン紐との摩擦が大きすぎるのだ。滑らかに平行移動させるには、吊り下げているクリップの部分に滑車が必要であることが分かった。しかし、我が家にはこんなに小さな滑車はないので、この案は諦める。DSCN4613.JPG
 発想の転換のために、別の部位をつくることにした。脚以外の部分。思い付きで、試行錯誤しながら作るので、作業をしながら「次回作る時には、この部分はこういう手順にしよう、あそこはああしておいた方が強度が高くなる」などと反省ばかりすることになる。それでも少しでも出来上がればカメラテストが出来るので、それなりに前進だ。
DSCN4614.JPG

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絵コンテー『月夜のでんしんばしら』 [日記・雑感]

 月夜とでんしんばしら1DSCN4597.jpg宮沢賢治作品に基づく映像作品は、足踏み状態が続いている。『オッベルと象』の絵コンテよりも先に『月夜のでんしんばしら』を仕上げる。こちらの作品の方が、『注文の多い料理店』や『オッベルと象』よりも簡単に作れるのではないかと、安易に考えたからだった。しかし、いざ、絵を描いてみると、この作品も頭を悩まさせられる。
 月夜のでんしんばしら2DSCN4598.jpg30年以上も前になるが、高井鷗さんが作・演出(・出演?)上演した芝居を観に行ったことがある。芝居の題名は忘れてしまったけれど、宮沢賢治が好きな高井さんは、この芝居の中に『月夜のでんしんばしら』の一場面を作った。俳優がエポレットのついた電信柱になって出てきたのが、絵画的で強く印象にのこっている。あれを、少し再現すればよいだろう、と思って絵を描いてみると、解決すべき問題が山積している。
 曲は三曲短時間で書いたのだが、肝心の組み合わせる映像が全く進まない。紙粘土の人形では演技の幅が大いに制限を受けてしまう。もう少々あれこれ考えることになりそうだ。
 月夜のでんしんばしらDSCN4599.jpg絵コンテを描いていて、改めて物語のなかの電機総長の台詞を読むと、明治時代や大正時代のちょっとした面白い話が書かれていたことに気づく。電気にまつわる、いくつかのエピソードがあり、イギリスや日本で笑い話のような実話があったようだ。
 『オッベルと象』の絵コンテはやっと今日描き上げた。
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『注文の多い料理店』絵コンテ [日記・雑感]

20201218DSCN4593.JPG シナリオを書き上げておいた『オッベルと象』の絵コンテは2ページのみ。
 気分を変えるために『注文の多い料理店』のシナリオを書き上げ、絵コンテを描く。昨日やっと12ページ目が終った。1ページ6コマなので、最低でも72の場面が必要になる。実際には、その倍位になるのかもしれない。
20201218DSCN4594.JPG
 絵コンテは映像作品の設計図であり、演出メモでもあるが、その大切さを描きながら痛感する。描きながら、この部分は映像化するのがむつかしい、人形では表現しきれない、操作できない、大道具で作れない、小道具を作れない、と否定的なことを次々に考えてしまう。
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『猫の事務所』制作中 その2 [日記・雑感]

 なかなか進めることのできなかった『猫の事務所』も撮影半ばまで到達。衣裳を縫ったり、必要になった小道具を作製したり、動きをより自然に見せるための装置や撮影方法を模索したり。映像作品は、作るたびに必ず新たな発見がある。苦労した分だけ、次回作以降にその経験、知識が活きることになる。
DSCN4576.JPG 今日の写真は、石川啄木宜しく前足を握り締めるかま猫の足。どのように動かすか色々迷っていた。第一案は軍手に肉球をつけて、猫らしく丸めてにぎにぎさせる。が、人間の手が中に入っていることが分かってしまうので、どうしようと保留。第二案は、ダンボールで作った土台に柔らかい布で覆って、動かす。しかし、どうやって動かすかは要検討状態。そして、最終的には、最初に作っておいたダンボール製のものになった。ダンボールに発泡スチロールの肉球を貼り、更に紙粘土を盛り付け立体感を出す。手を動かす装置は、割り箸で作った梃子。
DSCN4581.JPG 二枚目の写真は、自分の生まれを嘆くが、仲間のために頑張ろうと決意するかま猫。DSCN4578.JPG
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ミミズクのメイド [日記・雑感]

20200807ミミズクのメードDSCN4562.JPG

 恐らく30年以上も使っていないベニヤ板の端切れを見つけた。その形が面白かったので、これは『イメージ』と言う1984年8月1日に書いた詩の中に出てくるミミズクのメイドを作らなければと思った。それは5月か6月か。そして、7月には紙粘土でレリーフを作る。指で粘土を擦った跡が残り、それが面白かったので、そのまま色塗りすることに。
 本日8月7日金曜日に、ミミズクのメイドは我が家に登場した。36年の時を経て、やっとう登場した。
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『猫の事務所』制作中 [日記・雑感]

20200801猫の事務所 そろい踏みDSCN4558.JPG
 猫の人形をどのようにするか方向性がなかなか決まらず、シナリオと絵コンテができてから無になって(何にも考えずに)ボーっとしていた。何とか、トイレットペーパーの芯を人形作成に使えないかと思いつつ、一旦諦めた。それでも紙粘土で頭を作っているうちに、これもで行けるかもしれないという気がしてきた。猫達は黒い繻子の短い上着を着ているので、これから洋服を縫って着せなければならないのだが、何とかなりそうな気がする。
 「名犬ラッシー」というテレビドラマがあったが、あの賢い犬は多くの代役がいたというのは後で知った。走るのが得意、泳ぐのが得意、障害物を跳び越えるのが得意、など、スタントマンのような犬がいたと言う。同様に、『猫の事務所』では、カット毎に、人形の手だけ、机の上の手だけ、蹲っている姿だけ、などいくつもつくらねばならないと思う。
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『猫の事務所』絵コンテ [日記・雑感]

DSCN4553.JPGDSCN4554.JPG

 『猫の事務所』のシナリオができて一度だけ読みあわせをした。が、読み合わせしながら、頭の後ろからいくつもの問題点が湧き出てくるのが分かった。雨雲が湧き出てくるように。

 絵コンテは、初めて最後まで描いた。今まで何回かやってみたが、シナリオを完成させずにやったこともあり、中途で放棄した。
 1ページ8コマで、12ページ。最少でも96ショット。
 先ずは、背景画から描かねば。そして、ミニチュアのような舞台セットも作った方がよいと思い始めた。段々、大がかりになって、すぐには終らないことが分かる。
 絵コンテを描いると、それまで漠然と完成予定を想像していたものが、より具体的に、どの部分が不足しているのか、余計なのか見えてくる。
 
※今回の写真は、絵コンテの表紙と1ページ目。
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『どんぐりと山猫』制作途中 [日記・雑感]

20200616栗鼠DSCN4525.JPG
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 栗鼠の頭部を作りなおした。最初の頭では、文楽の頭のように、頷きができるように引き金をつけた。引き金を引くと、動きはきびきびしていてよかった。が、持ち手の部分が大きすぎて大道具からはみ出してしまい、演技に支障が大きかった。何度が撮影しなおしてみるが、難しいことがわかる。
 そこで、ギニョールのように、指にそのまま頭を入れる方式にした。これで、台詞にあわせる動きはずっと改善された。が、頭しか作っていないので、栗鼠であることが分かり辛い。
 この作品を作りながら、舞台で上演されている芝居を撮影するような形式がよいのか、ロケーションやセットで撮影する映画方式がよいのか、少し迷いがあった。結局は両方が混じったような形になりそうだ。

※写真は、今回作りなおしたギニョール方式の頭部。着色前と後。
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