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幻灯機

DSCN3824.JPG 作業はいつも通り同時進行。宮沢賢治『雪渡り』を作ろうと思っていて、他の作業を毎日していたら、もう三月。季節外れなので、後にしようと思い始めている。
 とはいいつつ、幻灯機が気になって少々調べていたら、その歴史も多少知ることが出来た。日本に最初に幻灯機が紹介されたのは18世紀。「影絵眼鏡」なるものがあった。19世紀には「ギヤマン鏡」という見世物。それが寄席に取り入れ「写し絵」とし、演目の一つとされた。幻灯機は明治時代になって普及し、明治20年代には幻灯ブーム、各地で幻灯会、学校では視聴覚教材としても使われた、と言う説明があった。
 これで『雪り渡』の狐の幻灯会の背景が少し分かった気がする。オリンパスではティッシュボックスを使った幻灯機の作り方を紹介しているので、早速作ってみたが、有り合わせの材料だったこともあり、上手くできなかった。後日、少し時間を掛けて丁寧に作ってみようと思っている。
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