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カシノナガキクイムシーナラ枯れ被害 [日記・雑感]

DSCN4624.JPG 近所には雑木林があるのだが、6月頃からは歩きながらいろいろなキノコを見つけるのが一つの楽しみになっていた。家内が、キノコが見たいと言い始めたのだが、それほど種類はないだろうと思っていたら、さにあらず。図鑑等で調べてはいないが、10種類以上。もっとあると思う。
 この習慣が身に付いて、地面を見るようになったため、樹木の根本も目に付くようになった。DSCN4623.JPG 
 先日、ふと見ると、おが屑のようなものが、アリが地中から運び出した土の粒のように、幹の下に湧き出ている。カミキリムシの幼虫のテッポウムシのようなものかと思ったが、樹木の穴の位置が低すぎる。辺りを見回すと、あちこち同じようになっている。しかも、その木の多くが、枯れ始めたり、枯れたりしている。
 帰宅後調べてみると、これはどうやらカシノナガキクイムシと言う甲虫が媒介する伝染病のようであった。兵庫県ではチラシなども作成して、報告を呼び掛けていた。被害を受ける樹種はコナラ、ミズナラ、アベマキ、クヌギ、カシワ、シラカシ、栗、スダジイ。ブナ、イヌブナは枯死しないそうだ。
DSCN4629.JPG
 写真のような状況で、気が付いたものだけでも30本ほどが被害にあっている。本日、川崎市のみどりの保全整備課に電話で状況を伝えると、昨年から他の地域でも同様の被害があり、報告があり、現在対応を検討しているようだった。多くの市民が声を上げれば、自治体でも動いてくれるのかもしれないと期待している。異常気象で、高温に耐えなければならない夏、樹陰は多くの安らぎを与えてくれる。箱物や道路ばかりではなく、自然の保全にも予算を取って、未来のためにも守って欲しい。
 尚、神奈川県でこの虫の被害が報告されたのは2017年だそうである。
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