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映像作品『引越し』を全面的に見直す [随想]

 もう三年以上前に、自分の日記に書かれていた一つの出来事を、シナリオに書いた。それは、しかしながら思ったように書き上げられなかった。シナリオの基本として書かれている起承転結や、意外性、面白い展開なども意識したことが原因かもしれない。シナリオの勉強をしている知人にも読んでもらったが、かなり厳しく細部まで不備を指摘された。端的に言えば酷評された。
 彼の指摘に従って、何度も書き直してみた。しかし、少しも納得できない。考えて見ると、私自身はこの日記の内容の詩的な部分に面白みを感じているのだが、原文を知らない彼はその部分は全く分からないから、あくまでも面白いシナリオはどう書くべきかにこだわることになる。ここ数年、時々シナリオに手をいれたりしていたが、満足できなかった。
 今回、原点に戻ることにした。役柄を当てて演ずるシナリオとしてではなく、朗読劇にし、詩的な部分を背景画、紙人形(時にはペープサートも使用?)で表現し、「映像詩」とすることにした。そう思ったら、さっそく、台本をそれ用に書き直すことができた。今日、絵コンテも描き始めた。
DSCN4620.JPG

 この絵は、文章には関係のない、思考中の手遊び。
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