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劇団木馬座 『スサノオのぼうけん』 [劇団木馬座の思い出]


長いこと気になっていた、『スサノオのぼうけん』の主題歌。残念ながら正確に覚えていないので、本当に記憶だけが頼りで再現、しかも編曲しているので、原曲を知っている人々、レコードを持っている人がいれば顔を顰めるかもしれない。御寛恕のほど。
 私は、この年は『はくちょうのみずうみ』班で、八王子市民会館だったかで公演した後は、関西公演となり、『スサノオのぼうけん』は江東公会堂での舞台稽古に本の少し立ち会っただけ。駒宮録郎の美術が美しかったのを覚えている。同期に入社したO氏が一枚描いたヤマタノオロチの場面のバックドロップも素晴らしかった。
 映像の中にある彫刻のようなタッチで描かれた挿絵は、Hさんの作品。彼は木馬座を退職後、劇団四季の大道具方として働いていたが、横須賀の方でバイクを運転中、逆走してきた米軍兵の車に衝突して若くして亡くなってしまった。葬儀には浅利慶太氏も来ていた。
 あまりの不評で、上演回数が殆どないまま、お蔵入りになった作品であったが、演出家、脚本家、美術家、音楽家いずれも著名人を擁していた。
 村人たちが最後に歌う歌は、断片的にしか思い出せないのは、上演に携わっておらず、曲に接する機会が殆どなかったためであり、綺麗な合唱曲だったので非常に残念である。
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