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あれこれ [日記・雑感]

20180318sunday DSCN3816.JPG 短編映画用のシナリオを書き始めている。既に書いておいた『傘の反乱』を何人かに読んでもらっている。そのうちの一人からは今日時点ではまだ返信がないが。それらの感想を参考にしながら、推敲をしてゆこうと思っている。

 自分の場合、映像作品は詩とは大きく異なりリアルであることが非常に重要だからである。超現実的な作品であるとしても、骨格はリアリズムでなければ説得力がなくなる。栗の里の愉快な女房殿にも意見を求めたが、実に尤もな指摘をしてくれた。主人公の生活、生き方、人間に普遍性がなければ観客は感情移入ができないので、作品を離れて見てしまうことになるだろう、というのだ。全く言う通りで、その観点からは一部文章を入れ替えようと思っている。仮に有る人物が妄想を抱くにしても、極ありふれたそこいらにいる人間が抱くのと、見るからに怪しいオタクのような人間が抱く妄想とでは意味が異なるだろう。
 実際に自分が映像作品を作ることを前提に改めて読み直してみると、かなり実現が難しい部分がある。作り上げることを優先して、難しい部分を全部省略してしまったら何のために作成しているのかが分からなくなる。面白みがなくなる気がして、悩み始めている。
 そして、逃げるように、あるいは打開策として、別の作品を書いてみた。『引越し―おバカさん、さようなら』(10分位になるか?)である。大学生時代の経験を少し味付け、色付けをして描いてみた。自分としては悪くないと思っているのだが、この作品も女房殿からは厳しい指摘があるかもしれない。演じる側からの貴重な意見なので、耳が痛かろうが聞かなくてはならない。
 その後は、他にも20年以上前に書いた短編の『熱帯魚を飼う哲学者』、あるいはサキの『開かれた窓』の翻案などを書いてみることも考えている。
 Movie Studio 14 Platnumで一番使えそうなのはクロマキーと言う合成技術であるが、どうも使いこなすことができず、一旦中断している。上手合成できたり、まったく合成できなかったりするので、正しい操作ができていないのだ。落ち着いてやらなければ、と思いつつ、後回しにし既に一週間以上経ってしまっている。


※今日の絵は、今日描いた。大捕り物の絵。実現を念じて。

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