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準備がなかなか整わない [日記・雑感]

20180210sat DSCN3810.JPG あれこれ準備をしているのが、どうもはずみがつかない、それが現状。
 方向が見えていないわけでもない。それでも次々に別の作品を考え始めてしまう。

 これは結局、方向が見えていない、決まっていないということかもしれない。

 今日は、栗の里の愉快な女房殿の出演していた短編映画を暢気に観ていた。内藤隆嗣監督の『恋は考えるな、愛は感じろ』(2013年秩父映画祭出品)が私のお気に入り作品で、既に何度もDVDを見ている。メイキングも大好きで、何度も観ている。少ない台詞で、誇張された人間たちがテンポよく撮影され繋がれてゆく。何かを作ろうとしてもやもやしている時、この映画をみると愉快な気分になる。モントリオール世界映画祭にも行ったのに評価されなかったのは残念だった。恐らく、秀作が犇いていたのだろうと思う。運も大きい。

 ということで、このところ何を作るでもなく、書いているものをそのまま少しずつ仕上げているくらい。

DSCN3811.JPG 実は、ビデオカメラを購入しようと思っているのだが、最初からそこそこ値段の張るものを買うよりも、安価なもので少し腕を磨いたり、必要な機能を確認してから買ったほうが結局はよいのではないか、と迷っているのである。自分自身の決断力不足を託っている暇があったら、調べてみたり聞いてみたりすればよいのだが・・。

 2月中にはビデオカメラを購入し、撮影練習を開始する予定である。

 作品の案はいくつも練って、練って、捏ね回して、練りすぎて消滅してしまって・・・嘘。

 伯父の書いた随筆集の中からいくつかの話を選んで撮る計画は医者だった伯父が亡くなる前からあった。シナリオまで書いて、そのままになって久しい。

 あるいは、宮沢賢治の作品群。(そういえば、昨日某女子高校の国語の先生と話す機会があり、仕事以外で少しだけ先生の専門についてお尋ねした。国文科で近世俳諧を学んび、芭蕉と蕪村がお好きとのこと。今は、宮沢賢治を改めて読み直しているが、読み直してみて深みを感じる、とのこと。

DSCN3812.JPG その女子校では、朝拝と言う時間があって、学生達は皆数珠を持って手を合わせる。それは、その前に勤務していたカトリック系の学校でも礼拝の時間があったのと同様、宗教や宗派に拘らず、必要な時間ではないか、と仰っていた。全く同感である。行動を始める時に直ぐに予定表の最初の項目を見て動き始めるのではなく、予定表全体を眺めたり、予定表そのものを脇に置いて、一旦心を落ち着け、沈めてから冷静に行動・思考を始める、そんな生活がゆとりが感じられて精神的にも肉体的にもいいのだろうと思う。

 帰りに、三鷹駅前で「核兵器のない世界のために ヒバクシャ国際署名に あなたも」と訴えている年輩の人々が立っていた。私は立ち止まって、急いで署名をしてから職場に戻った。その際、同僚は全く無関心に見えた。残念なことだが、この「無関心の蔓延」が最も政治的には危険である。)

 あるいは今まで書いてきた短編の映像化・・・この案はなかなか気に入っている。

 こんなことを考えていると、モロさんから「ペン画物語 - Elizabeth」はどうなっているのか?!と催促を受けるかもしれない。

DSCN3813.JPG しかし、そこは拙者能天気親仁と呼ばれるゆえ、お気楽に、気長にやってゆきたいと思う。なにしろダリ/Disneyの"Destino"みたいな作品、などと大それたことを考えてしまったので、準備をしっかりしなければならないと、真面目に考え始めた次第。そんなことを言ってしまうと、あっ、言ってしまった、自分に対して大いなる負担となるから、こんな作品を作ろうとしていたことを忘れた振りをして、永遠にお蔵入りになってしまったり、未完成作品になったりするのだろうか?

 映像の習作の案は、他にも5つほど考えている。身近なところでビデオカメラを回してゆくのが良いだろうと思っている。


 今日の絵は、2018-02-05に描いた。B5判で、クーピーペンシル、色鉛筆、赤と黒のボールペン、水彩絵具使用。

 90度ずつ回転して撮影。どこからどうみるのも自由だ。

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