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有島武郎の色紙 - 解読のお願い [日記・雑感]

有島武郎の色紙で、心中の二か月ほど前に書かれています。
内容を確認したいのですが、一部文字が読めません。読める方、ご教示ください。
宜しくお願いします。

DSC01211.JPG

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Enrique

これは専門家でないと読めませんね。
バックグラウンドを知っていて,かつ文字の癖や文脈から解読するするしかないのではないでしょうか。
by Enrique (2021-01-31 21:06) 

アヨアン・イゴカー

Enrique様
早速の書き込み有難うございました。
ネットで検索していて、ほぼ正解をみつけることができました。

濱阪の 遠き砂丘の 
中にして 侘ひしき
我れ越 見出しつる
       かな

一九二三・四月末

この歌碑についてのブログ記事がありましたので、参考にさせていただきました。
http://y-takeyoshi.ddo.jp/chiiki/tottori/kiroku/%E9%9B%91%E8%A9%B1/arisima.html

この歌は、祖父が有島武郎から贈られた色紙(写真)に書いてあったのですが、どうしても一部(砂丘、中に、見出て、等)解読できず意味がよく分かりませんでした。平仮名にも使用した元の漢字がいくつもあり、それが通常の平仮名と異なるために、読めなかったことが分かりました。例えば上記の越は「を」だったのですが、「越えて」と読もうとしたために、読めなくなってしまいました。
波多野秋子が有島武郎に熱烈な愛の手紙を送ったのが3月15日、有島が秋子と情死したのが6月9日、その後7月7日に発見された。有島は恐らく4月に神戸のYMCAで講演を行っています。その司会をしたのが祖父で、有島と旅行にも行ったのです。熱烈な手紙をもらい、心が乱れている武郎が、鳥取の浜阪へ行って、その心境を歌にしたようです。それを講演を行ったあとの記念に色紙にしてくれた、ということのようです。
これで糸がつながり、すっきりしました。
 
by アヨアン・イゴカー (2021-02-01 00:26) 

lamer

大変貴重な文献をお持ちですね。
by lamer (2021-02-07 16:50) 

momotaro

謎がすっかり解けてよかったですね。
それにしても祖父様が有島武郎氏と懇意だったとは!
by momotaro (2021-03-07 01:10) 

アヨアン・イゴカー

lamer様
寄贈したと思っていたものが出て来て驚いています。
今後、どのようにしようか、検討しています。
by アヨアン・イゴカー (2021-03-14 15:44) 

アヨアン・イゴカー

momotaro様
すっかり解けた訳でもなく、推測の域はでておりませんが、それでも今まで全く知らなかったことが一部分かりよかったです。
祖父は有名人が好きだった聞いており、ただのミーハーだと嫌だなと思っており、どの程度の知り合いかは気になっていましたが、講演会で司会もし旅行にも同伴させて貰っているようですので、ほっとしました^^;
今、実は祖父について資料をまとめて文章にしております。あれこれ、調べだすと広がってしまうので、なかなか大変です。
by アヨアン・イゴカー (2021-03-14 15:50) 

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