SSブログ

『月夜のでんしんばしら』制作中 [日記・雑感]

 人形を三次元にするのか二次元にするのか、迷いながら、やはり両方を使うのが一番良いのかもしれないと思う。声の録音は四割ほど終わっているものの、こちらも中断したままだ。
 行進するでんしんばしらの試作品は、胴体と可動式の脚だけ、一つ作ってみた。材料は枯れた麒麟草の茎。先日散歩がてら近所の道路脇に生えているものを取ってきた。その胴体を綱渡りの綱のように横に張った紐から吊り下げ、平行移動させて左右の脚を引っ張って歩かせてみるが、胴体が後方に取り残されてしまう。頭部に仮に取り付けているクリップとナイロン紐との摩擦が大きすぎるのだ。滑らかに平行移動させるには、吊り下げているクリップの部分に滑車が必要であることが分かった。しかし、我が家にはこんなに小さな滑車はないので、この案は諦める。DSCN4613.JPG
 発想の転換のために、別の部位をつくることにした。脚以外の部分。思い付きで、試行錯誤しながら作るので、作業をしながら「次回作る時には、この部分はこういう手順にしよう、あそこはああしておいた方が強度が高くなる」などと反省ばかりすることになる。それでも少しでも出来上がればカメラテストが出来るので、それなりに前進だ。
DSCN4614.JPG

nice!(17)  コメント(7) 
共通テーマ:アート

nice! 17

コメント 7

Enrique

詳しい構造わかりませんが,
吊り下げ位置と引っ張る位置とが異なれば,仮に吊り下げ位置の摩擦が小さくてもゼロでなければ,胴体は後方に寝てしまいます。寝させないためには吊り下げ部分を引っ張るのが良いと思います。
あと,張ったナイロン紐ですが,釣り糸をお使いになれば,0.1号(太さが0.05mmのもの)でも180gくらいまでは持つので,摩擦も小さく良いのではないかと思いますが,如何でしょうか。
by Enrique (2021-01-15 16:19) 

アヨアン・イゴカー

Enrique様
早々に書き込み、アドバイス有難うございます。
吊り下げ位置と引っ張る位置が異なる、状態になっています。脚だけを引っ張って摩擦を確認しましたが、傾きました。そこで、ナイロン紐に掛けてあるクリップの部分も脚と同時に平行移動してみました。動きはぎこちないものの、傾きはなくなります。が、これはカメラを固定したままなので、演出がほとんどできません。一人で撮影と操作をすることの限界です。
テグス糸についてですが、今の麒麟草の茎で作った人形では、歩行姿がうまく表現できない(足を操作する糸などが足が上がった際に写ってしまう、麒麟草の茎では細すぎて、電柱の顔やエポレットなどが表現できない)のではないかと考え始めておりますので、今と同様の仕掛けにする場合には、試してみます。有難うございます。
by アヨアン・イゴカー (2021-01-15 17:26) 

へこきあねさ

遅ればせながら あけましておめでとうございます。
当方も影絵劇からすこし離れて、ユーチューブに動画をアップすべく
「はなのすきなうし」制作にはげんでおります。
新型コロナで公民館が使えなくなる不安も抱えながら、こちらは
6人で毎週1回集まり、あれやこれやワイワイやりながらの
準備です。
おひとりで創る気楽さの反面、大変な部分の方が多いでしょうが
お互いやり遂げるまでがんばりましょう (^O^)/
by へこきあねさ (2021-01-17 14:20) 

アヨアン・イゴカー

鉄腕原子様、@ミック様、Enrique様、ChinchikoPapa様、トックリヤシ様、ビタースイート様、かずのこ様、carotte様、さとふみ様、ネオ・アッキー様
訪問とnice有難うございます。

へこきあねさ様
ご訪問有難うございます。
本年も宜しくお願いします。
「はなのすきな牛」(岩波書店)間違って闘牛にされてしまう牛の話ですね?影絵から離れて、動画ですか。どんな風になるのでしょうね。
by アヨアン・イゴカー (2021-01-22 23:55) 

sig

こんばんは。当方、早くにSSブログの5ギガを使い果たし、以後fac4bookオンリーになっていたのですが、久々にアヨアンさんのブログを訪れ、すごいことになっていたのに大変驚かされました。昨秋には「どんぐりと山猫」。最近では「猫の事務所」とアニメ大作が2本も完成していたのですね。ほんとにビックリです。
背景やセット、キャラクターから小道具に至るまでまさにプロのお仕事。「猫の事務所」は確実に第一作を大きくしのいでいますね。
表情も衣装も個性豊かな猫たち。しかもプロの制作環境は求められない中でいろいろ工夫され、動かしながら撮影し、編集では合成までこなし…という正に八面六臂のご活躍。いやはや恐れ入りました。
自家薬籠中の作曲も画面にぴったりで、台詞もこなれていて、朴訥な宮沢賢治の世界に思わず笑顔が湧き、、童心に帰って楽しませていただきました。
この後もいろいろな作品の構想が進行中の様子で、楽しみです。
コロナが去ったらぜひ別会場での上映会など計画されてはいかがでしょうか。

by sig (2021-02-01 17:47) 

アヨアン・イゴカー

kazg様、sig様、Dumbo様、ぜふ様
ご訪問とnice有難うございます。
by アヨアン・イゴカー (2021-02-05 22:56) 

アヨアン・イゴカー

sig様
『猫の事務所』は私も実は『どんぐりと山猫』よりも好くできたと思っておりましたので、そう仰って下さって嬉しいです。
次の作品は恐らく『月夜のでんしんばしら』になると思いますが、別の作業を始めたために、完成は大分先になりそうです。
上映会は、確かにやってみて、反応を見たい、知りたい気持ちはありますが・・その前に次の作品をいくつか作ってしまいたいという焦りもあります。
by アヨアン・イゴカー (2021-02-05 23:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。