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What happened on December 6, 2013 [絵画]

 このところ世の中で起っている事柄について考えることが多くなった。若い頃はもっと非現実的なことばかりを考えていることが多い人間だったのだが。
 国会で起ったことに対して、いくつか絵を描いた。今日の絵は、不安な日々を過ごしながら下描きをし、昨日と今日で一応完成させた絵『What happened on December 6, 2013』である。
2013-12-8.JPG ナポレオン帽を被った人々がどこかへ進もうとしている。その周りでは三輪車に乗った人々が彼らの焦燥感、危機感を表しているが、ナポレオン帽には届いていないようだ。この状況でも、犬は猫を追いかけて喜んでいるし、鳥達も自由を楽しんでいるように見える。しかし、本当にそれがいつまで続けられるか。
kannaさんは心の世界を描く作家であるが、私は日本や世界中で起っている私にとっての不合理を象徴的に描く人間である。今までもそうだったのだが、今後この傾向はもっと強くならざるをえないかもしれない。人にはいろいろな表現方法があり、同様に同じだけの考え方もある。会社のなかでは、yes peopleばかりが組織の一員として認知される傾向がある。不当に対する内部告発をしようものなら、裏切り者とされるのである。嫌なら辞めればよいと。これを国単位で言うならば、国の方針が嫌いならば好きな国に移住すればよい、と言う発想である。嗚呼!民主主義は何処。

 新たな自由民権運動が起ることを期待しながら。
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コメント 2

Enrique

犬猫や鳥たちもいつ迄そうしていられるのか。。。徐々に徐々に埋められて来た外堀が,今回は音を立てて埋まっています。
無関心派の方々には関心を持ってもらう事が必要ですし,賛成派議員の方々には説明義務があると思います。国民の多くはそう言う政権公約で投票したわけではないはずですから。まさかそれも秘密ではないのでしょうが。
by Enrique (2013-12-09 08:10) 

Kanna

シュールな絵ですね。
やられっぱなしの弱者達のやり場のない悲しみや怒り、なのにどこか嘲笑っているような、そんな不思議な雰囲気を感じます。
私も昔はメンタルだけではなく、アヨアンさんのように世の中の不合理について描いていた時期もありましたが、いつの間にか視点が変わり、アヨアンさんが仰るように今はメンタル中心の絵が多くなっています。
ただ視点が違えども、アヨアンさんと共通している点は、何かしらの不合理や矛盾、自分の悶々とした思考を表現している所なのではないかしらと思っています。
現代を生きていると、良い事も悪い事も色々と考えさせられる事が本当に多いです。
ですので、制作自体は楽しく面白く、そして絵の中身は自分の個性や思考を大切に主張し、これからも描いてゆけると良いですよね。
アヨアンさんの描く世界、今後も楽しみに拝見させて頂きたいと思います^^
政治についてはちょっと良く分からないのでノーコメント、すみません(笑)

by Kanna (2013-12-10 18:51) 

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