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絵コンテー『月夜のでんしんばしら』 [日記・雑感]

 月夜とでんしんばしら1DSCN4597.jpg宮沢賢治作品に基づく映像作品は、足踏み状態が続いている。『オッベルと象』の絵コンテよりも先に『月夜のでんしんばしら』を仕上げる。こちらの作品の方が、『注文の多い料理店』や『オッベルと象』よりも簡単に作れるのではないかと、安易に考えたからだった。しかし、いざ、絵を描いてみると、この作品も頭を悩まさせられる。
 月夜のでんしんばしら2DSCN4598.jpg30年以上も前になるが、高井鷗さんが作・演出(・出演?)上演した芝居を観に行ったことがある。芝居の題名は忘れてしまったけれど、宮沢賢治が好きな高井さんは、この芝居の中に『月夜のでんしんばしら』の一場面を作った。俳優がエポレットのついた電信柱になって出てきたのが、絵画的で強く印象にのこっている。あれを、少し再現すればよいだろう、と思って絵を描いてみると、解決すべき問題が山積している。
 曲は三曲短時間で書いたのだが、肝心の組み合わせる映像が全く進まない。紙粘土の人形では演技の幅が大いに制限を受けてしまう。もう少々あれこれ考えることになりそうだ。
 月夜のでんしんばしらDSCN4599.jpg絵コンテを描いていて、改めて物語のなかの電機総長の台詞を読むと、明治時代や大正時代のちょっとした面白い話が書かれていたことに気づく。電気にまつわる、いくつかのエピソードがあり、イギリスや日本で笑い話のような実話があったようだ。
 『オッベルと象』の絵コンテはやっと今日描き上げた。
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『注文の多い料理店』絵コンテ [日記・雑感]

20201218DSCN4593.JPG シナリオを書き上げておいた『オッベルと象』の絵コンテは2ページのみ。
 気分を変えるために『注文の多い料理店』のシナリオを書き上げ、絵コンテを描く。昨日やっと12ページ目が終った。1ページ6コマなので、最低でも72の場面が必要になる。実際には、その倍位になるのかもしれない。
20201218DSCN4594.JPG
 絵コンテは映像作品の設計図であり、演出メモでもあるが、その大切さを描きながら痛感する。描きながら、この部分は映像化するのがむつかしい、人形では表現しきれない、操作できない、大道具で作れない、小道具を作れない、と否定的なことを次々に考えてしまう。
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古典組曲『ロンド』 [youtube]

 先の序曲と同じ時期に作った曲を最近編曲。
 それにしても、このPCは動作が異常に遅く、ネットには全く対応できなくなっている。たったこれだけのYoutubeを貼り付けるのに1時間。時間の無駄だ。途中でエラーが出て、作業をやり直したり。このブログを書くのも、随分時間が掛かる。


 写真にある赤い実は、イチゴノキの実。ヤマモモに似ている。食べられるが美味くない、一度しか食べない、というラテン語名がついているようだ。木は馬酔木に似ているが、別の木だった。
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