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あてもなく彷徨う [随想]

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 宮澤賢治の作品の映像化。それは自分自身の計画の大切な課題。誰から求められるのでもなく、お金になる当ても、誰からも依頼も期待もされていない、にも拘らず、作らざるを得ない。それが自分の生き方なのだから仕方がない。
 シナリオを書いたのは今年の一月下旬。録音計画はCOVID-19で予定を変更し、当初6人以上だったものを二人で録音。 背景画、人形作り、小道具作り。絵コンテなしで場面ごとの撮影。そして編集。
 仮に編集したものは、評価が二つに分かれた。素朴で、昔のNHKの子供向け番組の様、という感想と、今の子供たちには受けないだろう、テンポが悪い、展開が少なすぎる、など、かなり否定的な感想。
 この意見を参考に、部分的に改訂したものを一昨日栗の里の女房殿に見せると、かなり厳しい意見。要は、完成度が低すぎるというものだった。担当を他者に頼むことができれば、美術担当、録音担当、人形操作担当等々を呼んで、さんざんダメ出しをして、よいものを持って来てもらえばよいのだが、全下請けが「自分」であるため、逃げ場はない。もう観念しろ、と言うことだ。確かに、「まあいいか。」とか「これは一人でやっているから限界かな?」などと言って自分を甘やかしている部分があった。それをすっかり見抜いて正直に言ってくれるのは本当に有難い。
 どのような作品に仕上がるのやら。今の延長線上にあるのか、大きく変わるのか。兎に角、第一作なので、やれるだけやって、次の作品に繋げたい。

※添付の写真は、「おんどりとっつあん、或いはあんたが大将」が空中を飛んでいる貴重な写真^。^
本文とは関係ありません。

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