SSブログ

ラジオドラマ『馬が逃げた』(10分) [youtube]


 八月、九月はあるラジオドラマのコンテストのために、シナリオを書き、配役を決め、録音しMP3のデータをCDに焼いて送った。そのシナリオとは、『北海道の思い出―ある家族の戦後16年』(東京図書出版2015)の一つの章「兎馬の逃亡」を脚色したものだった。北海道の生活や思い出がテーマ、という指定があったため、この話を直ぐに思いついた。
 今回は、コンテストの結果が発表され、残念ながら落選となったので、今回Youtubeでの公開をすることにした。応募したのは音源でCDだったが、両親の北海道の思い出なので、両親にビデオでみせられるように静止画をいれて、映像作品にしておいた。それを今回、Youtubeにアップロードして公開することになった。

 配役については、博労(伯楽)と占い師は、北海道出身の姉の夫を想定してシナリオを書いた。義兄には北海道弁の方言指導もしてもらい、シナリオの北海道弁をよりリアルした。ナレーション、妻、牧師の役は、教会の人々にご協力頂いた。その配役を調整してくれたのが、姉。録音編集に際しては、MP3への変換ソフトがなく困っていたら、兄が協力してくれた。


 この場で、ご協力下さった方々に改めて感謝します。ドラマの制作というのは、一人で出来る仕事ではないので、改めて人の大切さを感じました。感謝。
nice!(40)  コメント(8) 
共通テーマ:アート

ドキュメンタリー映画『主戦場』(しんゆり映画祭)を見に行く [日記・雑感]

今日11/4は、しんゆり映画祭実施中のアルテリオへ行き、話題作『主戦場』を観てきた。映画『主戦場』一部の出演者がミキ・デザキ監督を提訴する可能性もあり、川崎市がそんな訴訟を回避するために、結果的に上映中止を一旦決めていたものだ。
 理由は下記の通り
 >>>>
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12176-339737/
https://www.main.siff.jp/release

同映画祭は「市民ボランティアの手により」行われており、「映画館での妨害・いやがらせなど迷惑行為への対応を市民ボランティアで行う事には限界があること、市民ボランティア自体の安全の確保や、迷惑行為などへの対策費が準備されていないこと」など、安全面での懸念が理由としていた。
 >>>>

 地元だけに、観られるものならこの機会にと思い、午前11:00からの整理券を貰いに10分前に行った。既に100人近くが列を作っていた。報道のカメラやマイクを持った人々もいる。警察官2名がいる。アルテリオの座席数は90程(一部予約席になっているので実質80席ほど?)抽選発表は11:30予定が11:45、更に贈れて11:55。200人以上が並んでいたような気もするが、運よく抽選で当たった。上映は19:55なので、一旦図書館で本を借り、買い物をし帰宅。
 19:55頃からミキ・デザキ監督が通訳付きで10分ほど挨拶をした。表現の自由と言う、今日本が直面している大問題について、ちょっとNHKを皮肉る言葉も使いながら、その重大性を強調していた。

 インタビューを受けた人々の一部が、この映画では、自分たちの主張が歪められている、と言うような抗議をしているようだが、そうは思われなかった。むしろ楽しそうに、得意そうに(笑い顔からはそのように見えた)レイシスト発言をしている彼らは、誰がどうみてもレイシスト(他国民に対しての差別的な発言)の発言をしていることは間違いないからだ。根拠も示さずに~人は~なんです、と言ってのける。だが、監督は両側の主張をバランスを取って配置している、冷静であろうとしている、それでいて自分自身リベラルでありたいという姿勢は明確にしている。

 知らないことも、沢山あった。

 国家の犯した過ちについて。あのロナルド・レーガン大統領が1988年に戦時中の日系人を強制収容所に送り込んだことについて正式に謝罪し、現存者に限ってではあったが賠償金支払いを行ったことも扱われていた。
 教科書会社は政権に忖度し、慰安婦問題は教科書から削除されるようになっていた。河野談話以降は教科書に載っていたのに。だからインタビューを受ける若者たちは慰安婦が何か知らない。

 意見には賛成と反対があることは承知している。しかし、事実については賛成も反対もありえない。目を瞑って見えなかったことにするのか、辛くとも目を見開いて直視するか、それしかない。
 その第一歩として、慰安婦について興味のない人、知らない人には是非観て欲しい映画である。自分の身内がその慰安婦の一人だったらと想像しながら観て欲しいと思う。
 添付のチラシの映画館ではまだ観られます。
DSCN4467.JPG
nice!(21)  コメント(3) 
共通テーマ:アート