『猫の事務所』制作中 その2

　なかなか進めることのできなかった『猫の事務所』も撮影半ばまで到達。衣裳を縫ったり、必要になった小道具を作製したり、動きをより自然に見せるための装置や撮影方法を模索したり。映像作品は、作るたびに必ず新たな発見がある。苦労した分だけ、次回作以降にその経験、知識が活きることになる。
　今日の写真は、石川啄木宜しく前足を握り締めるかま猫の足。どのように動かすか色々迷っていた。第一案は軍手に肉球をつけて、猫らしく丸めてにぎにぎさせる。が、人間の手が中に入っていることが分かってしまうので、どうしようと保留。第二案は、ダンボールで作った土台に柔らかい布で覆って、動かす。しかし、どうやって動かすかは要検討状態。そして、最終的には、最初に作っておいたダンボール製のものになった。ダンボールに発泡スチロールの肉球を貼り、更に紙粘土を盛り付け立体感を出す。手を動かす装置は、割り箸で作った梃子。
　二枚目の写真は、自分の生まれを嘆くが、仲間のために頑張ろうと決意するかま猫。

コメント 4

全身用の猫のフィギュアとは別に，前足を握りしめるシーン用の仕掛けなのですね。
台本も監督も美術（大道具・小道具）も音楽もお一人でやっているとご苦労も多いでしょうが，いくらでも細部にこだわる事も可能ですね。
by Enrique (2020-09-23 16:19) 

生き生きしたネコさんたちが生まれそうですね。
ハンド猫さんたちですか。
でも、場面によっては大きな手をみせたりと、
どんなストーリーになるか
楽しみです。
by へこきあねさ (2020-09-23 20:24) 

carotte様、ビタースイート様、＠ミック様、Enrique様、トックリヤシ様、鉄腕原子様、えれあ様、ぼんぼちぼちぼち様、かずのこ様、ネオ・アッキー様、ChinchikoPapa様、ピストン様、めもてる様、扶侶夢様、マルコメ様、momotaro様、芝浦鉄親父様
皆様、ご訪問とnice有難うございます。
by アヨアン・イゴカー (2020-10-03 15:34) 

Enrique様
かま猫の家で、窓の外に寝てみる場面では、普通の猫を紙粘土で作りましたが、可動部分がなかったために、動きがぎこちなくなりました＾＾；
細部は、拘りだすときりが無いので、より多くの作品（当初計画していた作品）を映像化することを目標にしています。映像を見直すと、反省点がいくつもあります・・・

へこきあねさ様
クロースアップはあれこれ使っていますが、折角作ったけれども前足の可動部分が動く場面は作れない、ということもありました。台詞のやりとりの関係で余計な間になってしまうと思われたからです。

by アヨアン・イゴカー (2020-10-03 15:44)