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舞台作り [日記・雑感]

 20171225撮影DSCN3755.JPG映像準備のための舞台づくり。今日12月25日月曜日は、昨日休日出勤の振り替えで休みなので、先週から舞台作りか背景描きかどちらかをやろうと決めていた。
 舞台と言っても枠があるだけで、照明もついていなければ背景(バックドロップ)を吊る為のバトンもついていない。余りに簡単に作ってしまったので、今日は補強の筋交いを取り付け、更に舞台らしく袖幕を作ってみた。緞帳はまた後の楽しみとして取っておこう。緞帳については、いくつかの種類を作って、作る映像作品に合わせて変えることもよいのではないかと思う。
 この赤い袖幕は、伊勢丹で購入した何かを包んだ包装紙である。白熱電球を当てると、なかなか好く映える。袖幕を留めている金色の紐は、これも少し高級なお菓子か何かを家内がもらった時に使われていた包装用の金ラメの紐である。これも、なかなか照明映えする。
 こうやって使ってみると、箱やら包装紙やら紐やらリボンやら、本当に捨てられなくなりそうである。実際に、殆どの包装紙は、本のカバーや楽譜の表紙にしたりして、無駄に捨てられることはない。
 ところで、先週買ってきた『「話の話」の話』クレア・キッソン著のロシアのアニメーター ユーリー・ノルシュテインの作品作りが、自分が今考えている物によく似ているので、この本を手に取り驚き、嬉しくなった。先駆者がいたからということではなく、人間は所詮同じようなことを考える物なのだと思ったからである。これも何かの巡りあわせなのだろうと思う。まだ、全く未着手なのに、なぜが完成予想図が似ているような気がするのである。尤も、『話の話』は多分に幻想的でロマンティックであり、私の作品はきっとシュルレアリスム風になるだろうから、印象が大分異なるだろうが。
 今回舞台に並べてある切り紙人形も、登場人物になるはずだが、変更する可能性もある。
 舞台背景に描いてあるのは、広重風の浮世絵。まだ色を塗りこんでいないので、この写真では、どのような情景かはわからないが。
 舞台を見ていると、この舞台の上で、キリギリスやら猫やらの演奏会を開いてみたくなってくる。

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mimimomo

おはようございます^^
アヨアン・イゴカーさんほど高級な何かを作るわけではないですが、包装紙や紐って捨てられないですよね。年末わたくしもハードカバーの本など草臥れたものにそう言う紙でカバーをしました^^
by mimimomo (2017-12-26 06:22) 

Enrique

色あざやかな舞台です。
赤い袖幕の真紅がきいていますし,絵自体もあざやかになりましたでしょうか。
昔特許を書いていた頃,これは素晴らしいアイデアだ!と思って先願を調べて見るとほぼ似たものが大概1件や2件はあるものでした。でもそこからの差別化が勝負ですね。
by Enrique (2017-12-26 07:35) 

majyo

袖幕や止めるものが包装紙や高級お菓子の紐とは
でも作る方にはなんでも可能性を秘めていますね
いつか役に立つと取っておきますが、たまに役にたちます
立派な舞台ですね
by majyo (2017-12-26 09:29) 

Kanna

家にあるものの中で、あれが使えそうだな!と思って使ってみて、その結果が思っていた以上に良い感じだった時、何だかとても嬉しくなりますね(*^^*)
アヨアンさんの選んだ袖幕も止め紐も、とても良いチョイスだと思います!^^
立体的な素材とその影が、舞台を更に華やかにしてくれているようです(*^v^*)
ちなみにお写真の舞台の大きさはどれくらいでしょうか、ちょっと気になりました(*^^*)
by Kanna (2017-12-26 11:16) 

森田惠子

何かに使えるかも…と思って、いろいろ取っておいている私。
ブログを読んで、今は宝の山(いやゴミの山かも)だけれど、本当の宝物にいつかしてあげようと思いました。
by 森田惠子 (2017-12-26 19:34) 

アヨアン・イゴカー

@ミック様、せとっこ様、ビタースイート様、かずのこ様、mimimomo様、Enrique様、トックリヤシ様、鉄腕原子様、majyo様、sig様、ChinchikoPapa様、carotte様、kiyokiyo様、caveruna様、扶侶夢様、めもてる様、Mitch様、森田恵子様、kohtyan様、soramoyou様、ネオ・アッキー様、dumbo様、くらま様、doudesyo様、ぼんぼちぼちぼち様、えれあ様
皆様nice有難うございます。
by アヨアン・イゴカー (2017-12-29 23:19) 

アヨアン・イゴカー

mimimomo様
包装紙はやはりプロが作っていますから、宝の山ですね*^。^*
和風の包装紙だとやはり、文庫の古典などのカバーにしたくなります。

Enrique様
表面に光沢のある紙なので、照明を当てると随分発色がよくなります。舞台照明と言うのは、ただの木のパネルに命を吹き込みます。
劇団時代、舞台稽古の時に照明さんが来て、その場で演出家と話しながら色を調整するのも見ていて楽しい物でした。照明で、舞台は劇的に変わってしまいます。
個性とは何か、改めて考えてみると、自分が知っている範囲で、今まで人がやっていないことを付け加える、自分の気に入るように変化させる、自分なりの味付けをすることなのかもしれないと思いました。

majyo様
実は、お恥ずかしいお粗末な舞台なのです。義兄や甥っ子は大工ですから、ゆくゆくは彼らに頼んでしっかりとした物を作ってもらうのもよいと考えています。

Kanna様
舞台の大きさは、幅60センチ、奥行きと高さが大体40センチくらいです。とても小さい舞台です。
30年以上前に姪っ子たちのために、人形劇を上演した時には、舞台の幅は180センチ、奥行きと高さは90センチほどだったと思います。この舞台はかなりしっかりした作りになっていました。解体して部材は取ってありますが。

森田恵子様
梱包材や包装紙ばかりでなく、秋に散歩に言った時どんぐりやら松かさを見つけると、つい拾ってきてしまいます。やはり農耕民族のなごりがあるのか、食べられもしない物を集めて嬉しくなっています^^

ぼんぼちぼちぼち様
ブログで紹介されていた『あしたはどっちだ 寺山修司』渋谷のイメージフォーラムで12/27に観てきました。市街劇をどうして寺山修司が行いたかったのか、その理由の多くが彼の生い立ちにあると私は感じ、彼にますます興味を持ちました。
by アヨアン・イゴカー (2017-12-29 23:44) 

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