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母の頭に湧き出てきた音楽Youtube [北海道の思い出]

 今日は、北海道で農作業をしていた時に母の頭に浮かんだ曲をyoutubeに仕上げてみた。
 母はクラシック音楽が好きだが、その素養は祖父から受継いでいることは明白である。祖父がレコードの鑑賞を自宅でしていて、子供達にも嬉しそうに聴かせてくれたそうだ。だから、バッハ、ベートーベンやモーツアルトなどは聴いていた。戦時中にはアメリカ、フランスは敵国となっていて、これらの敵国の音楽を聴くことは難しかったようだ。一方、枢軸同盟国の作曲家は問題がなかった。
 今回編曲したのは、母が口ずさんでくれたものを採譜した原曲である。若干、2音ほど手を加えたがそれ以外は元のままである。尤も、母が歌う時に途中で「あれ、忘れちゃった。」とか「どうだったかな。」とか「此の辺で大音量のオーケストラが鳴り響いたのよ。」などと言いながらの採譜であるから、母の頭の中にあったものを忠実に再現しているとは言い難い。それでも、11年前に書いた時は、この旋律を数小節だけ使って『結婚カンタータ』なる曲にしてしまったのたから性質が悪い、と反省。それに比べれば、遥かに忠実であり、殆ど脱線していないぞと誇ってもいいい位である。
 ところで、残念なことにこのところPCが不安定になっていて、YAMAHA XG Works STを使っていると、カーソルが夢遊病状態になる。マウスに何も拙者は手を触れていないにも拘わらず、ふらふらなじみの店に出かけるような行動を取るのである。急いで五線譜の上に音符を置かないと、別の楽器の方に移動して行ってしまったりする。年貢の納め時なのかもしれないと半ば覚悟している。

http://www.youtube.com/watch?v=87Ez121RuUE&feature=youtu.be
 


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コメント 8

sig

こんにちは。
お母様が残してくださった音楽を、何十年後にアヨアンさんが採譜復元されたとは、本当にすばらしいことですね。YOUtubeでは北海道の思い出のシーンによくなじんで、すてきな叙情歌として聞こえました。
by sig (2015-02-15 16:00) 

majyo

やはり環境がその人を作っていると感じました。
その昔クラッシック音楽を口ずさむお母様。
それがアヨアン・イゴカーさんの原点なのですね
浪曲・民謡・都都逸を聴いていた私には夢の世界に感じます
敵国音楽が聴けない時代には戻りたくないですね

by majyo (2015-02-15 19:27) 

Kanna

とっても優しいメロディですね、お母様のお人柄が垣間見えるようです^^
そして、お母様の曲を大切にされているアヨアンさんのお気持ちと愛情が、この曲を更に魅力的にしているように感じました^^
動画の中にに出て来る馬の絵も素敵ですね^^
やはりアヨアンさんは動物を描かれるのが本当にお上手だと思います!^^
by Kanna (2015-02-16 13:38) 

Enrique

なかなか洒落たメロディだと思いました。アレンジメントはお手のものだと思いますが,ギター,ハーモニカ,リコーダーの楽器で郷愁感も出ていると思いました。最後2回繰り返すがぴったりハマりました。
by Enrique (2015-02-17 21:04) 

yuyaさん

環境というものは時に人生を大きく左右しますね。家庭に音楽のある環境はとても素晴らしいことだと思います。このメロディも誰かの耳に受け継がれていくと良いですね。
コメントありがとうございました。
女性は神秘的。確かにそういう一面もありますね。何だかロマンチックです。
by yuyaさん (2015-02-18 14:28) 

lamer

牧歌的って感じがしました・・・勝手にですが。
馬の歩みのリズムが何となく牧歌的な感じがしたものですから。
by lamer (2015-02-19 15:27) 

アヨアン・イゴカー

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皆様nice有難うございます。
by アヨアン・イゴカー (2015-02-22 13:59) 

アヨアン・イゴカー

sig様
有難うございます。本人ではないので、これで本当に好いのかどうか分からないのですが、母は、第二版の方をCDにして聴いて貰ったら、「何だか聞いた事のある音楽だね。」と言っていました。「自分がこの曲が頭に浮かんできたって言ってたでしょ!」と私が言うと、笑っていました。

majyo様
敵国と言うのは、実に抽象的なもので、現場の視点で考えると、敵国など存在しないと思っています。他者が敵であるのは、世の政治家なり経済人なり利己的な経営者なりが判断し、レッテルを貼り付けた場合だけだと。

Kanna様
最近感じるのですが、何度も描いているものは描きやすいですね。と言いつつ、写生をしているのではないので、やっぱり、時々写真を見たり、動画を見たりしなければなりません。

Enrique様
ハーモニカの音が、郷愁を誘うので好いだろうと思ったのですが、音の調整が不十分で、主旋律がしっかりと聞き取れない録音になってしまいました。Youtubeにuploadした段階で、リコーダーの音も消えてしまっていました。そこで、再度clarinetで歌わせる新版を作成しました。こちらはVienna Instruments SEなので、音の劣化も大分防ぐことができました。CDにしてみましたが、Youtubeの音ととはまるで異なります。つまり、各声部がはっきりと聞こえます。

yuya様
環境は確かに人の人生を大きく左右するものだと思います。父親も合唱が好きなので、歌の好きな家族だったと思います。

lamer様
この版については音の再現が好くないのであまりに牧歌的ではなくなってしまっていますが、昨日uploadした第二版では間違いなく牧歌的です。落葉松の防風林や、種を撒く人、ジャガイモの収穫、豆の収穫などの画像があればもっとそれらしい映像になったかと思います。
by アヨアン・イゴカー (2015-02-22 14:21) 

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